ギザギザハートで診療中

うつ病になって少し落ち着きつつある医療関係者の日記

うつ病の幸福論

※コメントの転載です、先日の投稿に読者の方から貴重な書き込みがありました。辛い事を経験された事、優しい医者の路を歩んでくださいと暖かいコメントを頂きました。

※今後のブログとしては、ポジティブだけでなくネガティヴな書き込みも多いかも知れないですがお許しください‥

↓以下転載

>ゆめ子さん

コメントありがとうございます。

人は誰でも浮き沈みあるとは思いますが、少し繊細で敏感な私のような人間はちょっとした事で傷つきやすい分人が感じにくい少しの喜びでも享受できうると最近読んだ本に書いてありました。

また、人間の性質上どんなに辛い過去があろうとそれは忘れてやがて元のような状態に戻りよりポジティブな思考に強化されるのだとありました。

敏感な人間としてどうやって幸福を感じるのか、少し希望が見えて来た気もします。

そこで私なりの今後のメンタル戦略の一つとして、
○人生長いので日々仕事家庭など消耗し時に落ち込む事はあれど、その中でささいな喜びや幸せを見つけていく事。
勝ちも負けもないけれど、ほんの少し良かったこと楽しいことを享受すること(時に意識的に)。

○目の前の事で不安になり落ち込み自信を無くそうとも、人間の特性に従えばやがて最後には忘れて良かった記憶が残るので、大局的に見て必ず幸福に向かうと信じること。

○働くことは社会との繋がりを得ることなので、自分だけでなく知らないうちにたくさんの人に支えられて力をもらっていること。そうした事にも日々意識をして感謝をして過ごすこと。

これを大事にしていきたいと思っております。

また、今は折り合いが悪く疎遠になった医師である父は「臨床の世界は結果ではなく、人との関係なのでどれだけ一生懸命ベストを尽くしたかで評価される」(昔の記憶で少し私が勝手に解釈している分もあるかもしれません)と言っておりました。

医療は人と人の関係性の上に成り立つものだとすれば、医学という根拠に基づいた科学的な思考(定量化でき目に見えるもの)だけでなくゆめ子さんの仰るように苦しみ困っている人の気持ちに寄り添える目に見えない力も大事だと思っております。

「大切なものは目に見えない」と星の王子様でもあります。私の好きな言葉です。

最近ファイナンシャルプランの見直しをしており、
今後のライフイベントで必要なお金の事を考えると、まだまだ頑張って健康で働けるようにしたいですし人生長いですが、日々身近に支えてくれる奥さんにも感謝して労ってあげたいと思います笑

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