浪人

私は1浪1留
中高一貫のそこそこ賢い進学校に通い、成績は3年生の時に理系100人中80番くらい。
自分なりに真面目に勉強はやっているつもりでも理数系は全然ダメで英語しか太刀打ち出来なかった。

医学部志望で地元の国立大学が第一志望だったが模試ではE判定ばかりで現役生の時はセンター77%、親に説得され前期試験は受かる確率のまだ少しある母校の医学部を受験し不合格。
後期試験は北海道の国立大学を記念受験し不合格。

浪人時代は医学部に受かるならセンター、2次試験の力もつけるため数学と理科が課題と思い理科は基礎からやっていた。なんとかセンター試験は83%くらいで当時は難化しており国立大学医学部で唯一ボーダー上にあった母校を受けた。

本当は地元の第一志望校や野球が強い学校に行きたかったが、現役生の時受けた感触で2次試験はなんとか太刀打ちできそうだったので受けたらなんとか合格して田舎の国立大学である母校に通うことになった。

勉強が苦手であり、それからも部活中心の馬鹿な男であり大変苦労してたくさん再試験を受け（同級生の中でも1番再試験を受けたのではないかと思っている）、
病んで鬱になったりしながら卒業し国家試験を受かったが医学部に入ってから進級できるとも、医者になれるとも本当に想定していなかった。

だから全く専門医とか大学院とかの事も考えられなかったし、目の前の事しか考えていなかった。
自己分析は全くせず、これがしたいとかこうなりたい一心で難しいものからやっていこうと思っており初期研修も地元のハイパー病院でかなりしごかれた。

週一回の当直は毎回怒られ、泣いて辛い思い出ばかりだった。
院内の病理検討会は指導医にいじめられ、開催すら危ぶまれて研修医が終わるかすら怪しい状態だった。
最後の2-3ヶ月は深夜まで院内で作業しており、かなり睡眠不足だった。
そんなこんなで精神的にかなりすり減ったため、3年目の後期研修1年目でまた多忙になってついに鬱病がひどくなり病院を辞めてしまった。

それから3ヶ月は仕事せず、半年経って仕事を週3日くらいから週5日に増やして鬱がらまた再発し、以降3年かけてようやく週5日無理なくメンタルが安定した状態で仕事でき鬱状態も1年以上落ち着いてきた。

来年度から新たな環境でまた不安になるがこれからまた頑張れるのか、心配です。